ありがとう103系R1編成

こんばんは。ダイヤ改正を持って運用を離脱した103系R1編成のお話。

どうせ奈良の103よろしくサイレント引退だと思っていただけにHM装着は意外過ぎて本気を出さざるを得ないなと思ってしまった始末。往復しまくって金が溶けることありゃしない。

皆さんの方が詳しいと思うので細かい点は省略しますがR1編成の生い立ちについて。

そもそもこの編成は森ノ宮に所属しており、モリ8編成(当時)でした。

2001年に和田岬線が電化開業するに合わせて明石電車区に転属、青22号に塗替えられました。この編成が検査等運用に入らない日は207系、また201系が明石に在籍したころは201系も代走に入ることがありました。その一方で205系321系は入線経験はありません。

この4~5年の間に関西圏から急速に姿を消す中2020年にグレー台車になったものの検査を通ります。2022年改正で奈良線から撤退、基本番台は和田岬線を残すのみとなりましたが遂に引退。基本番台の定期運用は消滅することになりました。

2023/3/2 回7456M

川重からの甲種、また日曜には明石支所に入庫する為本線を爆走する姿が見られます。

鷹取・神戸貨物ターミナル。かつてはここに鷹取工場があり、先代のキハ35はここで検査を受けていました。

2023/3/5 回6551M

和田岬線内ではなかなかないインカーブで。個人的な話ですがインカーブは一番苦手です(白目)

回6552M 

大久保で折り返し明石へ入庫。

2023/3/8 529M

日本最古かつ最初の鉄道可動橋である和田旋回橋。ただもう可動機構はないそうで。

531M

後ろを山陽本線が通っていたのでうまく映るかと思えばそうはいかず。まあ運ですね。

533M 

和田岬行/兵庫行共にここでしか綺麗に編成写真は撮れないです。

2023/3/13 536M

兵庫行夕方1本目。3月なので後ろが影落ち。期間がないのでまあもうどうしようもない。

和田旋回橋を上から。夕暮れを往く青い電車。

川崎車両から出場する時に使う分岐器。上には国道2号と阪神高速3号神戸線

この日は午前中雨で午後から晴れたので空も綺麗でした。

2023/3/15 536M

先ほどの写真で写っている橋の上から。人多すぎてべスポジは無理でしたがまあこれはこれで。

和田岬駅近くの商店街。

上の写真の反対側。和田岬線沿線は古風な街並みが残ります。それだけに青い103系が似合ってました。

日が落ち青い闇の中仕事帰りの人を待つ103。

ひたすら無我夢中に撮ってました。それ故なんか納得いかない感じにもなったり...

2023/3/17

いよいよ本当に最後の撮影。他より少し早く咲いた桜と共に。

529M 本当はこう撮りたかったというお話。天気悪かったので沿線は少な目。

530M 

回送を除けば唯一のアウトカーブ。もれなく後ろ切れるけどお構いなし。

この白い花はハクモクレン(白木蓮)。3~4月に咲く花で花言葉には「高潔な心」「気高さ」「荘厳」「崇高」などがあるようで。後者2つが103には似合うかと思います。

和田岬線電化開業から約22年。朝夕に多くの通勤・通学のお客さんを乗せて走る姿は本来の103系の姿ではないでしょうか。奇しくも勇退日が管理人の卒業式です。103ではないですが幼い頃から長らく青22号の車体を見てきただけに最後には少しばかり足を運びました。引退宣言はしたものの華やかなセレモニーがなかった環状のLA4、引退告知さえなかった奈良のNS407と比べ、こうして色々なイベントがあったことには感謝し、今後も続けてもらえるように節度を持って撮り鉄したいものです。

本当にお疲れ様、そしてありがとう103系R1編成。

最後までご閲覧頂きありがとうございました。